「紺屋 仁」× 田辺あゆみ
藍染めT-shirt

うつくしい『海色』。
まるで沖縄の海の色に
遊び心の『ari色』を
田辺あゆみがハンドプリント。

なぜ藍染めなのか

美しい色との出会いから
始まったTシャツづくり。

ある時、手元に
1枚の藍染めをされた生地が届きました。
その生地は、いわゆる濃い『藍色』ではなくて、
うつくしい『海色』。

その色の美しさにただただ感動しました。

今までにこんなに綺麗な水色を
見たことがなくて、
単純にその『色』に惹かれて、
その色が好きすぎて
その藍染めをされた職人の「紺屋 仁」さんに、
ariのTシャツ作りをお願いすることになりました。

今まで藍染めに持っていた
イメージを超える
自然の色。

今までariが藍染めに持っていたイメージは、
しっかりした紺色、藍色というイメージでした。
しかし今回出逢った藍染めは
そのイメージを大きく変えるものでした。
綺麗な水色で、今回のTシャツも
美しいバリエーションで染めていただいています。

水色といっても、薄く染めた藍染でもなければ、
色落ちした藍染でもありません。

うすく綺麗な色の染め液を使って
何度も何度も丁寧に染め重ねられた色です。
藍甕につけて染め、水に晒してしっかり洗い、
天日干しでしっかり太陽に当てる。
これを繰り返し、繰り返し行うそうです。

そうして丁寧に表現された、繊細な海や空の色。
自然の植物の持つ、力強くも美しい色です。

もちろん
「自然のもの」で作られているということは
魅力の一つですが、
それ以前に、
その色の美しさに魅了され、
今まで考えたこともなかった藍染での洋服作りをすることになりました。

色うつりのない藍染。

藍染めは色が重厚であったり、
また色落ちや経年変化が著しかったり
という点がデメリットに感じていましたが
紺屋 仁さんの藍染めは、今までお話しした他に「色うつりしない」という特徴があります。

今まで藍染めを苦手と感じていた方々にも、
安心して着ていただける洋服作りができます。




紺屋 仁さんはどのような藍染めをされるのか

本質を見極めながら、
美しい色を求めて。

collab. with 紺屋 仁

北村仁さん・大西美由紀さん

●
紺屋仁さん|藍の葉を1枚手に乗せた様子。背景には藍の畑が広がる。
紺屋仁さん|藍の畑が広がる。
●
●
●
●
●

紺屋」とは、
藍染め職人・染物屋のことを
意味する古くからの言葉。

紺屋仁さんは三重県の藍染屋さん。
ものづくりや自然の本質を見極めながら、
藍の栽培から「すくも(染料)」作り、
染めまでの全ての工程を一貫して行われていらっしゃいます。

「綺麗な色」「色落ちしない染め」を
求め続け、『本建て正藍染め』という手法にたどり着く。

その手法は、
生産の過程で化学薬品は一切使わず、
還元作用になる日本酒や糖も入れずに
藍建てをする、とてもシンプルな手法です。

シンプルにそして根気よく、
丁寧に仕上げられた染めものは、
豊かな色のバリエーションと、
色落ちなどがしにくい強い堅牢度を持っています。

便利さやスピードを追い求めず、
自然の力をうまく引き出すからこその、
古来より親しまれてきた本来の藍染の良さなのです。

紺屋仁のお二人と
田辺あゆみの対談

紺屋仁のお二人との対談では、
その藍染への考えや、今回の制作について
お話ししています。
お二人の雰囲気と染めについて
より詳しく感じが伝わるかと思います。

ぜひご一読ください。

可愛いとか、
何かを見て素敵だなとかね、
そういうシンプルな、あっ!と
純粋に見て「いいな」っていうのが一番かなって。
それだけはいつも思ってます。

対談ページより

発酵ていうのは人間では理解し切れへん部分が多いもんで。。

対談ページより




Tシャツの絵柄(グラフィック)について

田辺あゆみによるハンドプリントで1枚1枚仕上げています。

スペシャルな藍染めTシャツですが、
今回は敢えて人工的な色のインクを使い
シルクスクリーンでプリントを施すことで、
遊び心の『ari色』をプラスしました。

全てのプリントを、田辺あゆみが
手作業で一枚一枚刷っています。

「手刷りすることでうまれる
ニュアンスが好きなんです。」



グラフィックは2種類

一つは、今回を機に新しく描かれた絵柄は
ariのロゴで遊んだものです。

もう一つは、ari らしさを表現した、
バンダのイラストレーション。
バンダはタイを象徴する蘭の一種です。

紺屋 仁さんのうつくしい藍染め、
ぜひこの機会に体感してみてください。
MAIL